BLOG日々のこと

2023.4.25

シャインマスカットの芽かき。一房入魂。

シャインマスカットの芽かき。一房入魂。

こんにちは。

今日はシャインマスカットの芽かき作業を行いました。無事に発芽したシャインマスカットの小さな芽をハサミで切り取りました。作業の目的は養分の浪費防止になります。冬場の剪定で発芽する芽を少なくなりますが、収穫へ向けてより芽を選抜して栄養を集中していく必要がある。発芽している芽をすべて残すと樹が繁茂しすぎて葉っぱ同士が重なり合い、光合成が上手にできず実に糖分を送り込めなくなります。また、繁茂していると風通しが悪くなり、病気が発生しやすい状況になり、病気に弱いブドウに過酷な環境となってしまいます。この時期にはすでに花穂が確認できています。花穂には多くの栄養が流れ込まれるようになっています。そのため、花穂を減らす必要があります。以上の点が芽かきを行う理由となります。

作業の注意点
芽と芽の間は25㎝。だいたい、手の親指と小指を広げた感覚に1つの芽があると理想。発芽していない部分があれば同じとことから2本伸ばして空間を埋めることを意識する。これからは1メートル間隔に目印をつけて、目印と目印の間に4本残すという表現にすれば作業者のイメージがしやすいと作業しながら考えました。
切除する芽は花芽の無い芽を優先して落とす。花芽はいずれ落とす可能性がありますが、今の時期は花穂を残すようにします。必要以上にはいりませんが大体2割増しには残してます。ジベレリン処理後にいずれ房数を決めていきます。
芽を切除する時はハサミを利用。芽かき作業は手を使い元から切除することが通常になります。しかし、シャインマスカットの場合、手で元から切除するとその部分から冬場に枯れこみが起きやすいです。手で元から取ると内側まで取れてしまうことが影響しているのではとい考えられています。そのため、ハサミを用いて切除し枯れこみが起きないように作業を進めます。当農園の場合、品種による作業の差を生まないためにすべてのブドウ品種にハサミを使い作業行います。
そのほかにも小さい虫が葉っぱを食害していないかといったことも見る必要があります。日々の観察がほんとに大変で重要!!

1つ1つは小さな芽ですが、作業が終わるころには意外とたくさんの芽が落ちています。作業のビフォーアフターを見比べると気持ち少なくなったかなと感じる程度。ブドウにとっては大きな差になります。こうした小さく細かい積み重ねがやがて大きな差となり、美味しく立派なシャインマスカットになることになります。